交流事業 カタール国表敬訪問 Visit for Qatar
平成22年3月2日(火曜日)から6日(土曜日)にかけて、市長らがカタール国を表敬訪問し、友好を誓う覚書の主旨に基づき、カタール国と本市の連携と交流をさらに深めていくことを確認するとともに、知多市制40周年を記念して開催するカタール展に対し、カタール国の関係機関や在カタール日本大使館に協力を要請しました。
目的 |
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訪問先 |
一部の訪問先は、友好交流団による友好交流調査(2月28日~3月6日)と重なります。 |
訪問期間 | 平成22年3月2日(火曜日)~6日(土曜日) 2泊5日 |
訪問団 |
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1. カタール文化芸術遺産省表敬訪問
- 日時 3月3日 10時00分~10時50分
- 応対者(敬称略)
事務次官 ムバーラク・アル・ハリーファ氏
顧問 マルズーク・バシール・マルズーク氏
表敬訪問団は、平成21年11月に独立行政法人国際交流基金の計らいで、ハリーファ事務次官に知多市を訪問いただいたことを受け、返礼の意味を兼ねてカタール文化芸術遺産省を表敬訪問いたしました。
会談の席では、お互いの再会を喜ぶとともに、今年9月に予定しているカタール国展示会の内容などについて意見を交わしました。
2. 在カタール日本大使館表敬訪問
- 日時 3月3日 11時30分~14時00分
- 応対者(敬称略)
特命全権大使 北爪由紀夫 ご夫妻
広報文化担当 天野裕美氏
今回のカタール国訪問について、訪問の目的を説明するとともに、訪問にご支援をいただいたことに対するお礼を申し上げた。また、カタール文化芸術遺産省での会談内容について報告しました。
今回の表敬訪問では、市民の友好交流団のメンバーとともに訪問しました。大使館内で、アル・バヤーン女子生徒を招いてのひなまつりイベントが行われており、大使夫人が生徒たちに「ひなまつり」について説明をされていました。
5. カタール・日本友好協会表敬訪問
- 日時 3月4日 9時40分~9時55分
- 応対者(敬称略)
事務局長 アブドラ・フセイン・サラート氏(カタール石油最高顧問)
カタール石油顧問 ナジ・アビ・アド氏
平成19年度に知多市と「友好を誓う覚書」を取り交わしたカタール日本友好協会のサラート事務局長を訪問し、知多市が今年、市制40周年の記念の年に当たり、記念事業として「カタール国展示会」を開催することを伝え、協力を要請しました。
会談の後、知多市カタール友好交流団の平松会長が、日本の子どもたちの描いた絵や書道の作品をサラート事務局長に手渡しました。
6. ドーハ日本人学校訪問
- 日時 3月4日 10時30分~12時00分
- 応対者(敬称略)
日本大使館 北爪全権大使、同夫人
日本人学校 酢谷昌義校長始め職員11人
前衆議院議員 伊藤忠彦氏
日本画家 宮本修子さん
書道家 田村倫子さん
ドーハ市街から30分ほど車で走り、昨年の5月に、開校したドーハ日本人学校を訪問しました。
学校の正面玄関には、知多市から同学校に寄贈した白木の校名看板(校名は田村倫子さんの書)が掲げられていました。
同校ではこの日、知多市在住の日展画家の宮本修子さんが描かれた150号の日本画「砂の道」の贈呈式が、北爪大使夫妻のご臨席のもとで行なわれており、表敬訪問団もこの式典に参加しました。
式典後、学校の多目的ホールで、日本人学校の生徒全員による「よさこいソーラン」の踊りが披露され、日本の子どもたちが異国の地でも元気で過ごしている姿に頼もしさを感じました。
踊りが披露された後、昨年度(平成20年度)まで知多市立旭南中学校に勤務されていた榊原範久教諭の案内で校内施設を見学しました。
教室は、小学校の低学年、中学年、高学年クラス、中学校のクラスに分かれており、各クラスの人数は10人以下で、生徒と先生が、親密な関係にあり、日本と違い、恵まれた指導体制にあると感じました。
榊原教諭のお話によると、暑いカタールでは、生徒たちは一年の大半を学校の室内で勉強したり、運動したり、本を読んだりしているとのこと。生徒用の書架には、日本語の本が並んでいましたが、その絶対量は少なく、生徒たちは日本語で書かれた本を読みたがっているということがわかりました。
7. カタール大学訪問
- 日時 3月4日 13時15分~14時30分
- 応対者(敬称略)
マシュー・ヴェトリーニ先生(顧問)
ジャパニーズクラブシェイマ部長他メンバー多数
知多市との交流を続けているカタール大学では、3月2日から“Cultural Village2010"というイベントが開催されていました。この日は最終日で、ジャパニーズクラブのメンバーの案内で男子学校で開催されているイベントを見学しました。
大学の正面玄関では、ジャパニーズクラブのマシュー先生の他、クラブの部長のシェイマさん、副部長ヌーアさん他ジャパニーズクラブのメンバー数名が迎えてくれました。
学生たちは、それぞれの出身国の文化を紹介するブース前で、得意の踊りを見せたり、民族衣装を来場者に試着させたり、特産の食べ物や飲み物を提供するなど、懸命に客の呼び込をしていました。
現在ジャパニーズクラブには100人以上のメンバーがおり、このうち男性は2人しかいないという話で、そのうちの1人は、早稲田大学からの交換留学生でした。もう一人は早稲田大学に留学していたことのある学生で、流暢な日本語で私たちの通訳をしてくれました。
知多市が今後、カタールとの交流を進める中で、次のカタールを創り出していく学生を知多市で受け入れることができれば、カタールとの市民交流は大きく広がっていくものと実感いたしました。