カタール国友好交流調査 平成22年

交流事業　カタール国友好交流調査　Visit for Qatar

平成22年2月28日（日曜日）から3月6日（土曜日）にかけて、知多市カタール友好交流会メンバーがカタール国を訪問しました。
カタール大学、ドーハ日本人学校との交流を深めたほか、文化、教育、芸術施設や郊外都市を視察し、カタール文化を理解するとともに日本や知多市の文化を伝える交流事業を行いました。

 表敬訪問

 1. 在カタール日本国大使館

知多市民による訪問団がカタール国を訪問するのは今回が3回目となります。カタール国友好交流団が、カタール国に無事到着した報告と、今回の交流活動についての日程などの打ち合わせを兼ねて、交流団の代表者3名と随行職員が訪問しました。年々発展していくカタール国の現状などについて意見を交わすことができました。

2. カタール国文化芸術省・カタール日本友好協会

3月3日にカタール国入りした、知多市長、知多市議会議長の表敬訪問団に、友好交流団の代表者2名が合流して、カタール国文化芸術省とカタール日本友好協会を表敬訪問しました。
カタール国文化芸術省は、平成21年11月に事務次官のハリーファ氏が来市したことを受けて、今回の表敬訪問が実現したものです。ハリーファ事務次官との再会を喜ぶとともに、今年9月に予定されている「(仮称)カタール国展示会」の内容などについて意見を交わしました。
また、平成19年度に知多市と「友好を誓う覚書」を取り交わしたカタール日本友好協会への訪問では、サラート事務局長に表敬訪問団が面会し、同覚書に基づく交流や、今年9月に予定されている「(仮称)カタール国展示会」について意見を交わしました。
なお、カタール国文化芸術省とカタール日本友好協会を表敬訪問した代表者2名以外の他の友好交流団員は、交流活動のための準備や国内視察(ラスラファン・アルホール)を行いました。

交流活動概要

1. ドーハ日本人学校

ドーハ日本人学校に、アル・バヤーン女子学校の児童を招待して、インターネットカメラで旭北小学校と結び、3校の児童による交流(Web交流)を行いました。それぞれの学校の児童が、プレゼンテーションや踊りの披露を行ったほか、白布に児童たちが手形を押してひとつの作品を作り上げるという、国境を越えた共同作業を実施し、この作業には友好交流団も一役買うことができました。

2. カタール大学

カタール大学のイベント"cultural village"の初日に訪問し、過去2回の訪問から継続的に交流を続けているJapanese clubのメンバーの案内で、女性キャンパス、男性キャンパスで行われている催しを見学しました。
Japanese clubは、同イベントにおいて、日本の文化を紹介するブースを設けて、書道や茶道、華道の実演を行うなどの活動を行っていました。今回の訪問は、カタール文化などを紹介する今後の交流事業のために、有意義な訪問となりました。

3. 文化・芸術体験

アル・ルメイラパーク内にある伝統的な織物や民芸品などの展示施設や、児童を対象とした放送番組の制作を手がけるアルジャジーラ・チルドレン・チャンネル、広くイスラム文化圏を対象とした貴重な品々を展示するイスラム芸術美術館を視察しました。視察して知ったカタールの伝統、文化、芸術などを、知多市民に紹介するとともに、今後の交流事業に役立てていきます。

4. ドーハ以外の都市等の視察

世界第3位の埋蔵量を誇るカタールの天然ガス産業の中心となる工業都市ラスラファンと、真珠養殖や漁業が主産業だった時代のカタールを物語る漁村アルホールを訪問し、現状を調査しました。また、カタールの代表的な観光資源である砂漠地方でカタールの独特な気候・風土を体験するとともに、カタールが国の威信をかけて進める巨大プロジェクトであるザ・パールを視察訪問しました。様々な側面を持つ、カタールの現状について、知多市民に紹介するとともに、今後の交流事業に役立てていきます。

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