更新日 2024年07月17日
熱中症は、屋外はもちろん、屋内でも発生します。
体温調整機能が低下する高齢者や、体温調整機能が十分に発達していない乳幼児は、特に注意が必要です。
熱中症の予防法、症状、対処法等について知り、熱中症を防ぎましょう。
暑さ指数(WBGT)の実況と予測
愛知県の暑さ指数(WBGT)や熱中症警戒アラートの発表状況についてはこちら(新しいウインドウで開きます。)をご覧ください。
※暑さ指数(WBGT)とは、気温、湿度、日射・輻射、風の要素をもとに算出し、熱中症の危険度を示すもの。
熱中症を予防するためのポイント
1.暑さを避ける
できるだけ高温多湿や炎天下での外出は避け、日陰を選んで歩いたり、外出時には帽子や日傘を利用しましょう。
また、室内にいる際はクーラーや扇風機も上手に利用しましょう。
2.水分をこまめに摂取
特に高齢者の方は、のどの渇きを感じにくいです。のどが渇いていなくてもこまめに水分をとることが大切です。
また、汗をかいた場合は水分だけでなく塩分も補給しましょう 。
3.涼しい服装
通気性が良く吸湿・速乾の衣服を選びましょう。
また熱を吸収しやすい黒色の服は避け、襟元は緩めると熱や汗が逃げやすいです。
4.暑さに備えた体力づくり
普段から軽い運動で汗をかく習慣をつけ、暑さに慣れましょう。
また、体力が低下すると熱中症にもなりやすいため、食欲がないときは食べられるものを選び食事を欠かさないようにしましょう。
熱中症の症状について
重症度 | 症状 |
軽症 | めまい、筋肉痛、大量発汗 |
中等症 | 頭痛、嘔吐、倦怠感、虚脱感 |
重度 | 意識がない、まっすぐに歩けない、高体温 |
熱中症の対処方法について
万が一、熱中症が疑われるときは、すぐに対処が必要です。
- 涼しい場所へ避難する。
- 衣服を脱がせて体を冷やす。このときに体に水をかけたり、濡れたタオル等で体を覆い、うちわや扇風機で風を送ります。
また、首筋、脇の下、太ももの付け根などを冷やすと効果的です。 - 水分・塩分を補給する。
- 意識がない場合や自力で水を飲めない場合は、直ちに救急車を呼びましょう。
熱中症特別警戒アラート・熱中症警戒アラートについて
熱中症特別警戒アラート発表時について
- 広域的に過去に例のない危険な暑さ等となり、人の健康に係る重大な被害が生じるおそれがあります。
- 自分の身を守るためだけでなく、危険な暑さから自分と自分の周りの人の命を守る行動を実施してください。
具体的には、全ての方が自ら涼しい環境で過ごすとともに、高齢者、乳幼児等の熱中症にかかりやすい方の周りの方は、熱中症にかかりやすい方が室内等のエアコン等により涼しい環境で過ごせているか確認してください。
また、施設等の管理者は、全ての人が熱中症対策を徹底できているか確認し、徹底できていない場合は、運動、外出、イベント等の中止、延期、変更(リモートワークへの変更を含む。)等を判断してください。 - 今まで普段心掛けていただいている熱中症予防行動と同様の対応では不十分な可能性がありますので、今一度気を引き締めていただいた上で、準備や対応が必要です。
熱中症警戒アラート発表時について
- 熱中症警戒アラートが発表された地域において、気温が著しく高くなることにより熱中症による人の健康に係る被害が生ずるおそれがあるので、他人事と考えず、暑さから、自分の身を守りましょう。
- まずは、室内等のエアコン等により涼しい環境にて過ごしましょう。その上で、こまめな休憩や水分補給・塩分補給をしましょう。
- 高齢者、乳幼児等の方は熱中症にかかりやすいので特に注意し、周囲の方も声かけをしましょう。
- 皆で、身近な場所での暑さ指数(WBGT)を確認し、涼しい環境以外では、運動等を中止しましょう(皆で熱中症対策を積極的に取りやすい環境づくりをしましょう)。
詳しくはこちら(新しいウインドウで開きます)をご覧ください。
クーリングシェルターについて
熱中症対策と家庭での節電を目的に、「クーリングシェルター」として、市内施設を指定しています。
詳しくはこちらをご覧ください。
関連サイト
厚生労働省 熱中症予防のための情報・資料サイト
環境省 熱中症予防情報サイト