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知多市の逸話ストーリー#06 知多市制施行50周年に向けて! 歌の力で想いをつなげる 村屋光二さん

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更新日 2022年06月10日

ジモト在住アーティストとして

黒いジャケットをさらりと羽織り、さわやかな笑顔でインタビューに応えてくれたのは、知多市在住のアーティスト・村屋光二さん。村屋さんは、平成28年4月からふるさと観光大使として活動し、このたび、市制施行50周年記念テーマ曲「STAY DREAM~未来へのヒカリ~」と「夢希望」の2曲を作詞・作曲していただきました。
「知多市に住む市民として、アーティストとして、大使として、自分のやれることをやっていきたい」と話す村屋さんにこれらの曲に込めた熱い想いをお聞きしました。

 ふるさと観光大使として活躍する村屋さんふるさと観光大使として活躍する村屋さん

 

音楽を始めたきっかけ

音楽との出会いは、小学生のとき。親の都合で転勤が多く、転校を繰り返していたそうですが、お母さんが「なにか夢中になれることを」とクラシックギターを買ってくれたことがきっかけでした。練習すればしただけ上達していくギターの魅力にすっかりはまり、中学校からは仲間を集め、音楽活動を始めたそうです。「旭公園が初ライブ会場でした。自治会の人がやぐらを組んでくれたり、家族や友達が見に来てくれたりして、とても楽しかった」と当時の思い出を話してくれました。

redballoon時代の村屋さんredballoon時代の村屋さん

いよいよredballoonとしてデビュー

名古屋や東京などでライブをしていた村屋さんは、「ライブは本当に楽しかった」と当時を振り返ります。しかし、将来のことを考え、25歳を最後にアーティストへの道に区切りを付けようと、東京で最後のライブに臨んだ際、ライブを見に来ていた音楽会社の人に突然『来週、契約しに行くからよろしくね』とスカウトされ、デビューの道を駆け上がっていきました。 そしてアニメ「銀魂」のタイアップソングがきっかけで、一気に名前が知れ渡るように。楽曲の制作に加え、取材や宣伝活動など慌ただしく過ごす日々を送りました。一方で「自分のやりたい音楽がやれているのか?」と、人気が出れば出るほど、悩みは増えていきました。そんな中でも、ファンのためだけにするワンマンライブは「自分が自分でいられる場所で、何度も救われました」と話します。

 

 


活動休止の決断。ファンとアーティストと「自分」のための音楽を

 デビューから5年が経ったころ「もうバンドとして表現できることはやりつくした」との思いから、redballoon活動休止を発表。ソロのアーティストとして活動する傍ら、闘病中だったお母さんから、亡くなる直前に「自分のための曲をつくってみたら」の言葉をもらった村屋さんは、母を想って初のソロ楽曲『Cold Sweat Again』を発表。このメジャーでは出せないほどのリアリティのある曲をきっかけとして、「同じように迷い、悩む友人のアーティストたちと組んで自分らしい曲をつくって活動することが増え、単純にファンが喜ぶ姿を目の当たりにして、心の底から楽しむことができるようになりました」と言います。そんな思いをきっかけに平成31年4月から始めた『歌者-KASYA-』は、ずっと求めていた、アーティストらしさを大切にしながら自由にいられる場でした。
 

ふるさとに原点回帰。生活のそばに置いてもらえる曲

現在も知多市に住む村屋さん。
記念テーマ曲の話をもらった時は、「こんなにうれしいことはない!」と二つ返事でOKしたのだそう。このテーマ曲を作るにあたり、思い出の場所にも足を運んだと言います。
「ここ(知多市)が全てだし。ここで、充電させてもらっている。それで、また頑張ろうと力をもらう。嘘偽りなく「ちょうどいいまち」だと思います。昔から僕を知っている地域の人が話しかけてくれたり、子どもの頃に遊んだ日長台公園の変わらないロケーションを眺めているときは、『原点に返ってきたなー』と思いますね。今回の曲は、僕が思っていることをそのまま描きました。まちとしても発展してってほしいけど、古き良きまちも大切にしてほしい。そのことを、感じたまま歌詞に詰め込みました」

 思い出の場所と語る日長台公園思い出の場所と語る日長台公園

 

「STAY DREAM」のレコーディングの様子「STAY DREAM」のレコーディングの様子

大使8人の想いを込めた「STAY DREAM~未来へのヒカリ~」

「STAY DREAM~未来へのヒカリ~」は、軽快なアップテンポで思わず手拍子してしまいたくなる曲です。「さわやかな風といえば、僕では新舞子の風であるし、困ったときには、佐布里池に行ったりして力をもらっていた。ふとした時に、知多市を思い出す。地元を感じて、人と人が触れ合うことで、勇気がもらえる。帰ってくる場所があるということがあるだけで救われたり、勇気がもらえる。自分が素に戻れる根っことなる故郷があれば、どんな場所であっても夢を追いかけられる。故郷を離れて暮らす人にも、地元の景色や人々の笑顔を思い出してまた頑張ってほしい」という、前向きな想いが込められています。「レコーディングは、50周年PR大使(ふるさと観光大使)8人も参加して、とても楽しかった。今回は、歌を職業としている人ばかりじゃなかったので、どうなるかわからなくて…でも、それぞれの個性を生かしたら、みんなが生きてきました」と言います。

 

 

 

子どもたちへのエール「夢希望」

知多市ジュニアコーラスクラブの皆さんがレコーディングを担当。地元の子どもたちが歌ってもらえるようにと制作した合唱曲です。
「子どもたちは今を生きる原石。一度きりの人生を、自由自在に生きてほしいという想いを込めました。それから、夢・希望につながる熱い気持ちを持ってほしい」と、「一度しかない人生に夢を持って生きていけるように」というメッセージソングです。

 市ジュニアコーラスクラブの皆さん市ジュニアコーラスクラブの皆さん

 

村屋さんと梅子村屋さんと梅子

皆さんに

「この2曲は、生活の中でふいに口ずさんでもらえるような、生活にそばにおいてもらえる曲になってほしいです」と想いを伝えてくれました。
村屋さんの想いが詰まったこの曲は、きっと長く知多市の人々の心に残り、歌い継がれていくことでしょう。

 

 


取材日:令和2年2月

ライター:光田さやか

※「歌者-KASYA-」:村屋光二さんらが発起人の歌1本で伝えることをコンセプトとした100%歌のためのイベント

音楽の配信

50周年記念テーマ曲の歌詞や音楽配信サービスサイトの一覧を紹介しています。
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50周年記念テーマ曲にのせて知多市の魅力を紹介するシティプロモーション映像を配信しています。



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