市民がん検診
日本人の死因第1位は「がん」です。この病気に対処するには、生活習慣を整えて病気の予防をすることと、定期的に検診を受けることがポイントとなります。がんは、早期発見、早期治療により治癒率も高くなります。定期的に受診して健康管理につとめましょう。厚生労働省の指針では、胃がん・大腸がん検診は毎年1回、乳がん・子宮けいがん検診は隔年1回の受診を勧めています。
受診を希望される方は、集団がん検診(会場:保健センター)、もしくは個別がん検診(会場:指定医療機関)のどちらかを選択し、事前に電話で予約をしてください。加入する保険の種類に関係なく、知多市に住民票のある方は受診できます。
※検診の内容に違いはありません。
集団がん検診
保健センターを会場とするがん検診です。集団がん検診の受診を希望される場合は、下の日程表にしたがって、受付開始日以降に健康推進課(保健センター内)(保健センター)へ電話で予約申し込みしてください。
※集団がん検診の胃がん・乳がんマンモグラフィ―・子宮けいがん検診は、検診車(密閉空間)での実施となります。受診を希望される方は、各自で十分な感染予防をお願いします。
※新型コロナウイルス感染症対策のため、日程の変更または中止をする場合がございます。必ず毎月広報ちた1日号にてご確認ください。
※暴風警報等発表時には必ず事前に実施の有無についてご確認ください。
申込み・会場
知多市健康推進課(保健センター内)(保健センター) 知多市新知字永井2番地の1
0562-54-1300
※生活保護法の規定に基づき生活扶助等を受けている方と75歳以上の方の検診料は無料です。
※治療中の病気等による受診の可否についてのご相談は、保健センターでは判断致しかねます。事前に医療機関へ相談することをおすすめします。
※大腸がん検診は、容器を持ち帰り、後日採便して指定日に保健センターに提出していただきます。ご希望の方には、上の日程表検診日以外でも検体容器をお渡しできます。(本人以外でも可)。
※各種がん検診の受診は、年度内にそれぞれ1回だけとしてください。
新型コロナウイルスワクチンを接種した方の乳がん検診受診について
(令和3年8月6日時点)
新型コロナウイルスワクチン接種後の乳がん検診について(PDF形式:851KB)
集団がん検診の乳がん検診の受診を希望される方で、新型コロナウイルスワクチン(以下、「コロナワクチン」)を接種された方には、
接種後6週間以上の間隔を空けてから、乳がん検診を受診されることをおすすめしています。
理由として、コロナワクチン接種により、接種した腕のわきの下のリンパ節が腫れることがあり、
この腫れが、乳がん検診を受診される場合、精密検査が必要と診断される場合があるためです。
(コロナワクチン接種による腫れは、通常は時間経過とともに改善し、特に治療は必要とされません。)
なお、コロナワクチン接種による腫れには個人差もあるため、接種後6週間が経っていなくても、
受診される方の意思により、乳がん検診を受けていただくことは可能です。
個別がん検診
公立西知多総合病院とかかりつけ医(市内医療機関)にて、がん検診が受診できます。受診を希望される方は、診療時間内に医療機関へ申し込みをしてください。
申込み・会場
※新型コロナウイルス感染症対策のため、実施見合わせをしている場合がございます。必ず受診を希望する医療機関へお問合せをしてください。
※胃がん検診受診希望の方で、治療中の病気等がある方は、主治医にご相談の上、ご予約ください。また、飲食時にむせる方、直立不動や体位変換が難しい方、以前同様の検査で気分が悪くなったことがある方は、検査できない場合がありますので、予約時にご相談ください。
持ち物
健康保険証、診察券(※お持ちでない方は不要)
検診料
検診項目 | 検診料 |
---|---|
胃がん検診 | 2,600円 |
乳がん検診 | 900円 |
子宮けいがん検診 | 700円 |
大腸がん検診 | 400円 |
前立腺がん検診 | 500円 |
※75歳以上の方と生活保護法の規定に基づき生活扶助等を受けている方の検診料は無料(生活保護受給者の方は、健康推進課(保健センター内)まで事前にお問い合わせください。保健センターで無料券を配布しますので、それを持参して検診を受けてください。)
対象者・内容
※集団がん検診・個別がん検診で、市民がん検診の対象者・内容に違いはありません。(乳がん超音波検査は集団がん検診のみでの実施です。)
検診種類 | 検診対象 | 検診内容 |
---|---|---|
胃がん | 40歳以上の方 | レントゲン:空腹状態で造影剤(バリウム)を飲んで、胃粘膜全体を撮影します。 |
大腸がん | 40歳以上の方 | 便潜血反応検査:便の中の血液を検出する検査です。 |
乳がん (マンモグラフィー※1) |
20歳以上の女性 |
マンモグラフィー:専用の装置による乳房のX線撮影を行います。 |
乳がん (超音波※1) |
20歳~39歳の女性 (40歳以上の方は条件あり※2) |
超音波:保健センターでのみ受診可能。乳房の超音波検査を行います。 |
子宮けいがん | 20歳以上の女性 | 細胞診:子宮頸部から細胞や膣の分泌物を採取し、異常細胞がないかを調べます。 |
前立腺がん | 50歳以上の男性 | 血液検査:採血をし、PSA(前立腺特異抗原)の量を測定します。 |
※1 3年度から、集団検診・個別検診ともに視触診は廃止しました。
受診できる乳がん検診はマンモグラフィーか超音波のどちらか一方です。1年度に両方とも受診することはできません。
※2 40歳以上の方で乳がん超音波検診の受診を希望される場合は、過去の乳がん検診で、「不均一高濃度乳腺」または「高濃度乳腺」と判定されたことのある方に限ります。
集団がん検診・個別がん検診を受診する際の注意事項
各項目共通
・受診をされる際は、マスクの着用等の感染症対策をして受診してください。体調が優れない場合は、無理せず回復してから受診するようにしてください。
・受診結果については約1か月後の送付となります。
・妊娠中の方・その可能性のある方は受診できません。
・自覚症状のある方は、速やかに医療機関を受診してください。
胃がん検診
・検査前日の夕食はなるべく消化の良いものを選んで、午後9時までに済ませてください。
・検査当日の朝は絶食です。毎日服用している薬は、検査受付の2時間以上前までに服用してください。(コップ1杯弱の水であれば大丈夫です)
乳がん検診
・授乳中の方は受診できません。
・豊胸手術をされた方・断乳後1年未満の方で受診を希望される場合は、医療機関へご相談ください。
子宮けいがん検診
・生理中は受診できません。
定期的ながん検診を
1 誰でもがんになる可能性あり
国民の3人に1人ががんで亡くなり、2人に1人ががんにかかる時代を迎え、今やがんは国民病の一つになりました。
2 多くのがんは早期発見により治癒可能
がんは相当進行した段階で初めて症状が出る場合が多く、早期のがんでは症状が出ることはほとんどありません。
がん検診では、症状のない方を対象とし、主に早期がんを発見するのに有効です。
3 がんイコール「死」ではなく、治る病気になりつつある
県が行っている地域がん登録におけるがんと診断された患者の5年相対生存率は、約54%(1997~99年診断例)で、約半数のがん患者が5年以上の生存を得ています。
((公財)がん研究振興財団発行「がんを防ぐための新12か条」より抜粋)
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