更新日 2024年10月02日
日本人の死因第1位は「がん」です。この病気に対処するには、生活習慣を整えて病気の予防をすることと、定期的に検診を受けることがポイントとなります。がんは、早期発見、早期治療により治癒率も高くなります。定期的に受診して健康管理につとめましょう。厚生労働省の指針では、大腸がん検診は毎年1回、胃がん・乳がん・子宮けいがん検診は2年に1回の受診を勧めています。
受診を希望される方は、集団がん検診(会場:保健センター)、もしくは個別がん検診(会場:指定医療機関)のどちらかを選択し、事前に電話で予約をしてください。加入する保険の種類に関係なく、知多市に住民票のある方は受診できます。
※検診の内容に違いはありません。
集団がん検診
保健センターを会場とするがん検診です。集団がん検診の受診を希望される場合は、下の日程表にしたがって、受付開始日以降に健康推進課(保健センター)へ電話で予約申し込みしてください。
※集団がん検診の胃がん・乳がん検診(マンモグラフィ)・子宮けいがん検診は、検診車(密閉空間)での実施となります。
※暴風警報等発表時には必ず事前にホームページで実施の有無についてご確認ください。
申込み・会場
知多市健康推進課(保健センター) 知多市新知字永井2番地の1 TEL:0562-54-1300
※生活保護法の規定に基づき生活扶助等を受けている方と75歳以上の方の検診料は無料です。
※治療中の病気等による受診の可否についてのご相談は、保健センターでは判断できません。事前に医療機関へご相談ください。
※大腸がん検診は、容器を持ち帰り、後日採便して指定日に保健センターに提出していただきます。ご希望の方には、上の日程表検診日以外でも検体容器をお渡しできます。(本人以外でも可)。
※各種がん検診は、年度内にそれぞれ1回だけ受診できます。(指定医療機関や公立西知多総合病院での個別がん検診を含む。)
個別がん検診
公立西知多総合病院とかかりつけ医(市内医療機関)にて、がん検診が受診できます。受診を希望される方は、診療時間内に医療機関へ申し込みをしてください。
申込み・会場
持ち物
健康保険証、診察券(※お持ちでない方は不要)
検診料
検診項目 | 検診料 | |
---|---|---|
胃がん検診 |
胃部エックス線(バリウム) |
2,600円 |
胃内視鏡 | 3,500円 | |
乳がん検診 | マンモグラフィ | 900円 |
超音波 | ||
子宮けいがん検診 | 700円 | |
大腸がん検診 | 400円 | |
前立腺がん検診 | 500円 |
※75歳以上の方と生活保護法の規定に基づき生活扶助等を受けている方の検診料は無料
(生活保護受給者の方は、健康推進課(保健センター内)まで事前にお問い合わせください。保健センターで無料券を配布しますので、それを持参して検診を受けてください。)
対象者・内容
集団がん検診・個別がん検診で、市民がん検診の対象者・内容に違いはありません。(乳がん超音波検査は集団がん検診のみでの実施です。)
検診種類 | 検診対象 | 検診内容 |
---|---|---|
胃がん※1 (胃部エックス線) |
40歳以上の方 | 胃部エックス線:空腹状態で造影剤(バリウム)を飲んで、胃粘膜全体を撮影します。 |
胃がん (胃内視鏡※2) |
令和6年度は、検診日時点で50歳以上かつ西暦の末尾が偶数年生まれの方。(奇数年生まれの方は、7年度が対象) |
胃内視鏡:内視鏡を口又は鼻から挿入して、胃の内部を直接観察すると同時に写真を撮影します。検査と同時に生検は行いません。 ※問診と検査は別日で実施します。 |
大腸がん | 40歳以上の方 | 便潜血反応検査:便の中の血液を検出する検査です。 |
乳がん (マンモグラフィ※3) |
20歳以上の女性 |
マンモグラフィ:専用の装置による乳房のX線撮影を行います。 |
乳がん (超音波) |
20歳~39歳の女性 (40歳以上の方は条件あり※4) |
超音波:保健センターでのみ受診可能。乳房の超音波検査を行います。 |
子宮けいがん | 20歳以上の女性 | 細胞診:子宮頸部から細胞や膣の分泌物を採取し、異常細胞がないかを調べます。 |
前立腺がん | 50歳以上の男性 | 血液検査:採血をし、PSA(前立腺特異抗原)の量を測定します。 |
※1 胃がん検診受診希望の方で、治療中の病気等がある方は、主治医にご相談の上、ご予約ください。また、飲食時にむせる方、直立不動や体位変換が難しい方、以前同様の検査で気分が悪くなったことがある方は、検査できない場合がありますので、予約時にご相談ください。
※2 胃内視鏡検査は公立西知多総合病院で実施しています。申し込みは公立西知多総合病院へ電話をしてください。
胃がん治療中又は経過観察中の方、妊娠中の方、入院中の方、胃全摘出後の方、咽頭や鼻腔などに重篤な疾患があり、内視鏡の挿入ができない方、呼吸不全のある方、急性心筋梗塞や重篤な不整脈などの心疾患がある方、同一年度に胃エックス線検査又は胃内視鏡検査を受診した方は受診できません。
※3 3年度から、集団検診・個別検診ともに視触診は廃止しました。受診できる乳がん検診はマンモグラフィか超音波のどちらか一方です。1年度に両方とも受診することはできません。
※4 40歳以上の方で乳がん超音波検診の受診を希望される場合は、過去の乳がん検診で、「不均一高濃度乳腺」または「高濃度乳腺」と判定されたことのある方に限ります。
集団がん検診・個別がん検診を受診する際の注意事項
各項目共通
・受診結果については約1か月後の送付となります。
・妊娠中の方・その可能性のある方は受診できません。
・自覚症状のある方は、速やかに医療機関を受診してください。
胃がん検診
・検査前日の夕食はなるべく消化の良いものを選んで、午後9時までに済ませてください。
・検査当日の朝は絶食です。喫煙もしないようにしてください。毎日服用している薬は、検査受付の2時間以上前までに服用してください。(100cc程度の水であれば大丈夫です。)
・ペースメーカー、除細動器をつけられている方は医療機関にご相談ください。
乳がん検診
・授乳中の方は受診できません。
・断乳後1年未満の方、豊胸術、術後形成術をされた方、乳腺術後5年未満の方で受診を希望される場合は、医療機関へご相談ください。
子宮けいがん検診
・生理中は受診できません。
・出産後1年未満の方、婦人科の手術を受けられた方、これまで性交渉のない方は婦人科のある医療機関にご相談ください。
定期的ながん検診を
1 誰でもがんになる可能性あり
国民の3人に1人ががんで亡くなり、2人に1人ががんにかかる時代を迎え、今やがんは国民病の一つになりました。
2 多くのがんは早期発見により治癒可能
がんは相当進行した段階で初めて症状が出る場合が多く、早期のがんでは症状が出ることはほとんどありません。
がん検診では、症状のない方を対象とし、主に早期がんを発見するのに有効です。
3 がんイコール「死」ではなく、治る病気になりつつある
県が行っている地域がん登録におけるがんと診断された患者の5年相対生存率は、約54%(1997~99年診断例)で、約半数のがん患者が5年以上の生存を得ています。
((公財)がん研究振興財団発行「がんを防ぐための新12か条」より抜粋)
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