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カタール国友好交流調査 平成21年

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交流事業 カタール国友好交流調査 Visit for Qatar

平成21年2月28日(土曜日)から3月6日(金曜日)にかけて、知多市カタール友好交流会メンバーがカタール国を訪問しました。
カタール大学、アル・バヤーン女子学校との交流を深めたほか、文化、教育、福祉、スポーツなどの施設を視察し、カタール文化を理解するとともに日本や知多市の文化を伝える交流事業を行いました。

目的
  1. 友好交流国であるカタール国と知多市の双方の理解を深めるため、カタール国の人たちへ日本の伝統や文化、知多市の魅力を伝え、カタールの伝統や文化、スポーツを学ぶこと。
  2. 現地の教育施設等を訪問し、知多市民との交流の方法や可能性を探ること。
日程

2月28日(土曜日) セントレア発

3月1日(日曜日) ドバイ経由ドーハ到着

1. 在カタール日本大使表敬訪問
2. カタール大学訪問

3月2日(月曜日)

3. 日本大使館ひな祭りイベント参加
4. カタール・サッカー協会ハマド理事表敬訪問

3月3日(火曜日)

5. シャファッラ・センター視察
6. 国内視察(オリックスファーム等)
7. フォーク・クリエイティビティ・センター訪問

3月4日(水曜日)

8. オマル・ビン・ハッターブ男子学校訪問 (Japan Day 参加)
9. 日本人学校建設現場視察
10. イスラム文化センター(FANAR)訪問

3月5日(木曜日)

11. アル・バヤーン女子学校訪問 (旭北小学校とのウェブ交流)
12. 日本大使館訪問
13. イスラム芸術美術館訪問
ドーハ出発

3月6日(金曜日) ドバイ経由セントレア到着

訪問期間 平成21年2月28日(土曜日)~3月6日(金曜日)  4泊7日
訪問者 知多市カタール友好交流会会員 5名
随行 市職員 1名 (合計6名)

知多市カタール友好交流会

知多市カタール友好交流会は、これからの知多市とカタール国の友好交流に、主体的にかかわる公募市民で平成19年12月に結成され、活動しています。
20年2月には市民交流団として初めてカタール国を訪問し、交流を深めるとともに、今後の友好交流の糸口を探るための現地調査を実施しました。また、この調査結果をもとに、20年度からは講演会の開催や小学校や地域でのカタール国紹介、産業まつりやふれあいプラザ祭でカタール国のブースを設けるなど、活発な活動を展開しています。
今年度はメンバーのうち5名が、市民交流団としてカタール国を訪問しました。

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1. 在カタール日本大使表敬訪問

  • 日時 3月1日 11時00分~11時40分
  • 応対者(敬称略)
    特命全権大使 北爪 由紀夫 夫妻、専門調査員 木村 将史

カタール訪問のごあいさつと、今回の渡航についての調整と協力についてお礼を申し上げるため、日本大使館を訪れました。
北爪大使は、市民交流団が昨年に引き続きカタールを訪問し、交流を重ねることを心から歓迎していただいている様子でした。知多市カタール友好交流団がこれまでに行ってきた交流活動を写真とともに説明すると、カタールの理解のために大変すばらしい取り組みだとねぎらいの言葉をいただき、今回の訪問交流事業についても激励してくださいました。

大使館の様子

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2. カタール大学訪問

  • 日時 3月1日 13時00分~16時00分
  • 応対者(敬称略)
    マシュー・ヴェトリーニ先生(顧問)(Mr. Matthew Vetrini)、
    学生 約20名

昨年に引き続き、2回目の訪問。基礎過程(Foundation Course)のジャパニーズクラブ顧問のマシュー・ヴェトリーニ先生と約20人の女子学生らが市民交流団を温かく出迎えてくれました。

カタール大学

交流団の紹介を終えたあと、花の種と押し花しおりをプレゼントしながら交流をスタート。
墨汁と筆を用いて半紙に「花」と書く習字の体験と、扇子に名前を漢字で書いてプレゼントをしました。学生たちは次から次と習字の作品を仕上げ、交流は大盛況でした。
学生らは日本語やアニメに非常に関心が高く、積極的にコミュニケーションを求めてきてくれ、今後の交流に期待がもてる幸先のよい交流イベントとなりました。
さらに、ジャパニーズクラブの会長を努めるシェイマ・シュレフさんの案内で広い構内を見て回ることができました。
「アクティビティ ビルディング(Activity Building)」は女性専用の施設で、ここに入ると彼女たちはアバヤを脱いでゆっくりとくつろぐことができます。
カタールでは女性の就業も進み、窓口で女性が接客する姿も多く見かけられるようになったということです。アバヤに身を包んで、広大な構内を優雅に歩く学生の姿に見とれながらも、これからのカタールを担っていくことになるだろう彼女らにエールを送りながら、大学を後にしました。

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3. 日本大使館ひな祭りイベント参加

  • 日時 3月2日 9時00分~10時45分
  • 応対者(敬称略)
    特命全権大使 北爪 由紀夫 夫妻、専門調査員 木村 将史
    アルバヤーン女子学校日本語クラス教師 木村純子、女子児童 24名

ひなまつりイベント

アル・バヤーン女子学校のプライマリー2(4~6年生)の児童ら24名を大使館に招き、ひな祭りイベントが行われました。交流団もこれに参加して交流の機会をいただき、浴衣の着付けを手伝い、日本のおもちゃを使って遊びを紹介しました。
児童らはまず、ひな祭りや雛段飾りの説明を大使夫人から聞きました。
その後、大使夫人が順番に児童たち全員に浴衣の着付けをし、浴衣に着替えた交流団員の女性も着付けを手伝いました。
着付けを待っている子や終わった子は交流団が用意した日本文化の紹介として、浴衣に合わせた夏祭りのおもちゃ(紙風船、輪投げ、福笑い、魚釣り、お手玉など)のゲームで遊びました。

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4. カタール・サッカー協会ハマド理事表敬訪問

  • 日時 3月2日 11時00分~11時30分
  • 応対者(敬称略)
    カタール・サッカー協会理事 ハマド・ビン・サリ・アル・マンナーイ氏

カタール・サッカー協会のハマド・ビン・サリ・アル・マンナーイ理事を表敬訪問しました。
アジア男子サッカー2008最終予選(北京オリンピック最終予選)の日本代表対カタール代表選が東京国立競技場で行われた際、45名の知多市民がカタールチームの友情応援に駆け付けた話をしました。
2009年には、再びFIFAワールドカップ杯アジア最終予選日本対カタール戦が横浜日産スタジアムで開催されるので、その時も知多市民がカタールの応援に行くことを約束しました。そして知多市民に向けてのメッセージを色紙に書いてもらいました。
最後に、よい交流ができるようにとの思いから、「6月10日に日本に来ることがあれば是非知多市へお越しください」の誘いに、「もちろん!」との返事をいただきました。

この出会いが今後の交流へつながる掛替えのない出会いとなるよう願いを込めた言葉のプレゼント。(一期一会)

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5. シャファッラ・センター視察

  • 日時 3月3日 8時30分~11時45分
  • 応対者(敬称略)
    広報担当 アーニャ (Ms.Vasyukova Anya)

モーザ首長妃によって2005年に設立された障がい児のための教育施設。ここでは、社会で自立した生活を送るために必要な全てのことを身に付ける訓練が行われています。3歳半~21歳の子どもたち500人が、一人ひとりの状態に合ったプログラムを受けており、最新の設備と充実したスタッフがそれを支えていました。
シャファッラ(アラブの花の種類。3月~5月にピンク色の美しく繊細な花をつける)という名にふさわしい施設でした。
ここでのプログラムは、子どもの発達や障がいの種類に合わせて5つのユニットに分けられていました。
各ユニットに分けられた施設は広大で、病院やパラリンピックを誘致するためのスタジアムまでもが併設されていました。どの施設もセキュリティがしっかりしていて、16歳になると男女別のセクションに分けられます。

ギフトBOX作品の展示

生活スペース(台所、リビング、ダイニング、ベッド、トイレ)のルームがあり、料理をしながら器具の使い方を覚えたり、洗剤を入れる、洗って乾かすといった洗濯の仕方を学んだり、グループで会話をしながらコミュニケーション能力を高めています。また、先生が週に一度は彼らを外に連れ出してレストランや買い物を経験させ、社会でのふるまい方を身に付けさせ、生活に必要なこと全てを教え、少しでも自立した生活が送れるように万全の体制で教育を行っているとの説明を受けました。
社会生活の訓練施設では、クラフト(カレンダー、皮工芸)、陶芸(花瓶、置き物)、園芸(花苗づくり、植え込み作業)、小箱(ギフトボックス)、織物などのクラスに分かれ、作品を作っています。出来上がった作品は、地域で行われる展示会で多くの方に見てもらっています。ロビー、廊下、至る所にも子らの作品が展示され、それぞれの個性を花開かせている様子が伝わってきました。
同じ空の下に生きる世界中の子どもたちが、自分らしく幸せに生きることができるよう願いを込めて、「空」と書いた色紙を贈りました。

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6. 国内視察(オリックスファーム等)

  • 日時 3月3日 11時00分~15時00分
  • 応対者(敬称略)
    アラビアン・アドベンチャー (Arabian Adventure)

オリックスファーム

オリックスファーム

ドーハ西方のアル・シャハニヤにあるオリックスファームを見学しました。
アラビアン・オリックスはカタール国の国獣であり一時期絶滅の危機にありましたが、ここで保護、繁殖されています。カタール航空の飛行機にキャラクターとして利用されています。
彼らは敵から身を守るために大きな角を武器として利用します。角はお香として利用されるらしく、300m先でわずかな量を焚いても香りが届くのだそうです。子どものオリックスは全身茶色の毛に包まれていますが、成長すると美しい白い毛に生え変わります。姿が美しいこともあって狩猟の対象になり減少したと聞きました。

ラクダレース場

年に2~3回カタール国の一大イベントとして開催されるというラクダレース場を見学しました。約5kmのコースをラクダが走り、その脇を四輪駆動車が伴走して観戦します。ロイヤル席が設けられたスタート地点から1周してゴールまで速度60キロで15分程度。周りは土漠でコース以外何もない場所ですが、レースが開催されるとなると訪れる車で渋滞して大変な混雑ぶりだそうです。
大小のラクダが訓練しているのを見ました。レース用のラクダは背中にロボットを乗せていて、このロボットを伴走する車からリモコン操作で調教するのにはびっくりしました。

動物市場

食用の羊・ヤギ・牛を売っています。売買するときは、必ず医者が動物を検査して健康かどうかを見極めます。万が一、購入後に病気が発覚したら返金されます。

ラクダ市場

食肉用のラクダとレース用のラクダを売っています。茶・白・黒のラクダがいました。日本では見られない一種独特の雰囲気をもつ光景でした。

卸売りマーケット

50年前からある市場で、青果・魚介部門、オマーン市場があり、キロ単位で購入をするとスーパーよりも割安です。輸入品が多いですが、種類は豊富とのことでした。
オマーン市場の名称は、かつてオマーンからの商品のみを扱っていたことに由来します。園芸品や雑貨など市民の生活に必要なもの全てが売られているようでした。

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7. フォーク・クリエイティビティ・センター訪問

  • 日時 3月3日 17時00分~19時30分
  • 応対者(敬称略)
    館長 サルマ・アル・ノアイミ(Mrs.Salma Al-Noaimi)

ここは、カタールの民俗文化を継承し、研究・制作・出版・展示を行っていて、昨年の交流団も訪れた施設です。今回は、9つのユニット(民族衣装、木工、やしの木、織物、石膏細工、宝石、革製品、陶器、絵画)を順に見学しました。主な内容をご紹介します。

糸つむぎの実演

織物

砂漠に住む遊牧民ののれん(部屋のしきり)の展示があり、子どもたちがワークショップでこれを制作する体験をしています。白い羊の毛を様々な色に染めた毛糸を織り込み、鮮やかなデザインに仕上げていきます。

民族衣装

アバヤの伝統的な刺繍模様のパターンの展示がありました。それぞれのパターンには「チュトゥープ」「エルファラーラ」といった名前がついていて、中国から伝来したデザインでした。

食生活

カタールの伝統料理を食べる機会を得ました。フィッシュマチブース、コルコン、ルグーマーチという料理を提供していただきました。アラビア料理は香辛料を多く使うので独特の味わいでした。

その他の文化

カタール式の結婚式は、男性がパーティの食事や費用、ドレス、ジュエリーを用意するのが当たり前だそうです。女性も自分の家の姓を名乗るので、婿養子というものはありません。子どもは父親の姓を名乗ります。子どもの数は、10人くらいが一般的です。
この施設は展示だけでなく、実演・研究などの機能を備えており、国が民俗文化を大切に後世に伝えていこうとする姿勢が伝わってきました。

機織りという共通点からも知多市と文化交流の方法が見出せないか、今後の方策を検討すべき場所でした。

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8. オマル・ビン・ハッターブ男子学校訪問 (Japan Day 参加)

  • 日時 3月4日 8時45分~11時00分
  • 応対者(敬称略)
    校長 マヤム モハメド アル ノアイミ (Mrs.Maryam Mohammed Al-Noaimi)
    プライマリー2 の男子児童600人
    カタール公文 杉本所長

この学校にはプライマリー2の児童、4年生200人、5年生200人、6年生200人が通っています。インデイペンデントスクールは100校ぐらいありそれぞれが競争していて、ここは大学の付属小学校のような感じで公文式を取り入れて学校の特徴を出しているということでした。

公文式教育視察 (8時45分~9時30分)

真剣なまなざしで算数の計算式に挑む

カタール国は日本の教育に強い関心を持っており、3年前から別の学校で公文式の授業が始まり、この学校でも1年前から始め、現在3校で公文式教育が行われています。
4年生の2つのクラスを見学しました。指を使って計算する子もいれば、桁の多い計算をすばやく解いていく子どももいて、個々人の学習進度に合わせた指導がされていました。「公文が好きで、公文のない日は子どもから催促されるんです」と通訳してくれたカタール公文スタッフのシリア人女性が教えてくれました。

Japan Day (9時30分~10時30分)

旭北小学校のアンケートに協力してくれた学校であり、交流団はJapan Dayのイベントに協力する形で参加しました。学校の真ん中にあるホールでセレモニーが始まり、

(1)男の子による歓迎の歌(コーラン)
(2)カタール国歌
(3)日本国歌
(4)カタールの伝統的な踊り(特別な時に踊る)
(5)日本大使夫人による浴衣の着付け
(6)交流団による日本の遊び紹介

とプログラムが進められました。

 

かぶと折りをするために、一斉に新聞が配られる

かぶとや、巻き寿司、日の丸などを描いていた男の子


 

(5)では、大使夫人が、最初にご自分が着ている着物の説明をした後、メンバーの一人がモデルになり、浴衣をひもで結び帯を結びました。そして(6)では、男子児童600人全員で新聞紙を使って「かぶと」折り紙体験をしました。
終了後、子どもたちは次の授業に戻って行き、私たちは6年生が絵を描いているクラスを見学しました。カタールの建物(病院など)や「かぶと」の絵の他に日本の国旗、日本の車、先ほどの着物を着た大使夫人の絵もありました。
最後に、「国境を越えてつながっている空のように、これから私たちの交流も末永く続いていくことを願って贈ります」と、「空」と書かれた色紙を校長に手渡しました。

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9. 日本人学校建設現場視察

  • 日時 3月4日 13時30分~16時00分
  • 応対者(敬称略)
    ドーハ日本人会代表 佐藤啓 はじめ日本人会会員8名
    日本大使館 岩間参事官

日本人会(主に日系企業社員で構成)で進める日本人学校設立準備委員会(4月開校予定)を訪問。あいさつの後、日本人学校設立に至った経緯と説明を聞きました。

開校を迎える直前のドーハ日本人学校の正面玄関

現在カタール在住の日本人は約1000人。この4年間で5倍に増えており、日本人の子どもがカタールの学校に入るのが難しくなってきたとのことです。実は1976年に日本人学校がありましたが人数が少なくなって廃校になったことがあるそうです。今回は日本の教育に強い関心を持っているハマド首長が学校の土地・建物を寄付してくれて実現しました。このことからも日本人学校に対する期待が感じられます。
初年度は少人数でのスタートとなりますが、インターナショナルスクールは9月から年度が変わりそこで入学する子どももおり、今後、確実に児童数は増加する見込みです。日本から派遣される教師は校長を含め5人、うち一人は知多市旭南中学校の先生です。

その後、ドーハ市街から30分ほどの日本人学校建設現場に向かい、開校を目前にほぼ完成している校舎の中を視察しました。建設費などの半分は国から補助金が出ますが、教材などは日本から購入するとのことでした。

「夢」とかかれた色紙を贈りました。ドーハ日本人学校に通う子どもたちがこのカタールで地に足のついた教育を受け、知多の子どもたちと手をつなぎ、ともに世界を股に活躍する人材になる日がくるという夢をもち、今後の双方の交流が深まることを期待してやみません。

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10. イスラム文化センター(FANAR)訪問

  • 日時 3月4日 17時00分~19時00分
  • 応対者(敬称略)
    広報担当 福嶋氏

どこから見ても一際目立つ渦巻き状の建物、イスラム文化センター「FANAR」は、「灯台」と言う意味を持ちます。イスラムを通じて、人々を照らす灯りとなるという意味が込められているのだそうです。この施設は、訪れた人々にイスラムを紹介するためにあるもので、また様々なカルチャースクールも開かれています。

FANARは渦巻き状の目立つ建物

ここは国の宗教省が管轄していて、アラビア語圏外の人にアラビア語を教えたり、イスラムの教えを紹介したりしています。図書館もあり75か国語の書物が並んでいました。誰でもここへ来て本を無料でいただけます。国の予算と信者からの寄付でまかなわれています。コーランは48か国語に訳されており、ここには20か国語の解説本がありました。
出口では、アラビアンカリグラフィーで名前を表してくれたため、展示用に「友好」という文字を記してもらうようお願いし持ち帰りました。

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11. アル・バヤーン女子学校訪問 (旭北小学校とのウェブ交流)

  • 日時 3月5日 9時00分~11時30分
  • 応対者(敬称略)
    プライマリー2 マリアム アル エマディ校長(Mariam Al-Emadi)
    ヌーラ教頭
    日本語クラス教師 木村純子
    日本語クラス 女子児童 20人

カタールのアル・バヤーン女子学校の児童20人と、旭北小学校の6年生が、インターネットのウェブカメラを使って交流しました。その後、交流団は教室を移動し、書道の交流イベントを行いました。

ウェブ交流事業

参加者

      • カタール側
        アル・バヤーン女子学校児童20人(ほとんどが6年生)、
        早川豊彦副市長、松井卓朗市議会議長、カタール国友好交流団メンバー
      • 日本側
        旭北小学校(知多市日長字白山50・舟橋佳延校長)6年生3クラス91人、加藤功市長

ウェブカメラによる交流事業

旭北小学校の6年生児童91人と、アルバヤーン女子学校児童ら20人が、インターネットのwebカメラを利用して互いの文化を紹介し合いました。
アル・バヤーン側はスーク(市場)の紹介や、伝統的なダンスを披露し、旭北小学校側は学校生活の紹介や、縄跳び、あやとりなどの遊び、日本に関する三択クイズを行い、たいへん盛り上がりました。
両校児童がお互いの顔を見ながら交流できたこと、旭北小学校児童の書道作品や手紙を児童の目の前で手渡しできたことは、今後の交流をさらに進めるうえで非常に意義深いものでした。

書の交流イベント

交流団は引き続き部屋を移動して、用意した書の交流イベントを行いました。

  • 墨汁と筆を用いて習字体験
  • 扇子に名前を漢字で書いてプレゼント
  • 和紙にアラビア語でメッセージ

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12. 日本大使館訪問

  • 日時 3月5日 12時00分~13時30分
  • 応対者(敬称略)
    特命全権大使 北爪 由紀夫 夫妻、専門調査員 木村 将史
    ドーハ日本人会代表 佐藤啓 はじめ日本人会会員5名

日本人会の方々と共に、大使主催の昼食会に参加しました。大使とは交流のあり方などについて話しあったほか、日本人会の方々とはカタールでの仕事、暮らしなど、日本人同士、情報を交換し、和気藹々と語り合いました。

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13. イスラム芸術美術館訪問

  • 日時 3月5日 14時00分~15時30分

イスラム芸術美術館

イスラム芸術美術館は、ドーハ湾を埋め立てて建設された新しい博物館施設で、海岸線のシンボルともなる特徴的な建築物です。中東全域にわたる歴史的工芸品、装飾品、絵画などが展示されています。
2008年11月にオープンしたばかりで、35500平米の建築面積。入場料無料。目下、ドーハでは数少ない見学スポットの目玉となっています。
7~19世紀のイスラム世界に源を発する絨毯、織物、コーラン、ガラス細工、象牙石材がテーマごとに展示され、説明を聞きながら順に見学をしました。
屋上からは、オールドスークなどドーハの古い町側と、パールなど現在建設中の新しい町を両側に望むことができました。

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企画部 市民協働課(市民活動センター内)
TEL:0562-31-0382

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