更新日 2023年02月20日
カタール情報 アルホール Al-Khor
かつて真珠で栄えた港町
アルホールとは、アラビア語で「港」。首都ドーハから北へ約60キロ離れたこのまちは、かつて真珠産業で栄えた美しい港町です。
小さな釣り船がつながれた港が有名で、きれいなビーチがあります。
また、ダイビングやシュノーケルも楽しむことができ、週末になると首都ドーハからのピクニック客などが多く訪れます。
街路
真珠船
何千年も前から真珠漁は行われてきました。男たちは、真珠を捕るために船から飛び込みました。
干潟とフラミンゴ
アルホールの近くには、干潟とマングローブの林があり、フラミンゴなど多くの鳥が生息しています。
ミナレット
イスラム教の礼拝堂、モスク(mosque)があり、その外には、細長いミナレット(minaret)と呼ばれる尖塔があります。敬けんなイスラム教徒は、1日5回の祈りを欠かしません。
アルホール博物館に展示された真珠漁の道具
アルホール博物館には、この地域の昔の生活に関する歴史的な品々をはじめ、新石器時代や青銅器時代の考古学的な出土品などが展示されています。
かつてダウ船で遠く東方アジアまで旅した漁具、真珠、持ち込まれた硬貨、食料を入れるためのかめ、アジア渡来の陶器などが展示されています。
風の塔
風の塔(windtower)は、伝統的な空調設備の一種です。屋根から入った新鮮な空気は、管路を通って冷やされ、一番下の部屋の熱い空気を押し出します。電気製品、エアコンが普及する以前、多くの建物でこのシステムが使われていました。
ラスラファン工業都市
カタールの北部には、天然ガス産業の中心となる大きな工業都市、ラスラファンがあります。
ここで働く各国からの労働者たちとその家族の多くは、天然ガス会社であるカタールガスやラスガスがつくる集合住宅地「アルホール・コミュニティ」に住んでいます。2002年、その人口は、5,000人にもなっています。
インターナショナルスクールの授業
アルホール・コミュニティには、多くの国の人たちが暮らし、その子供たちは、インターナショナルスクールに通っています。