更新日 2025年03月31日
令和7年4月1日から、帯状疱疹予防接種は定期接種(一部公費負担)となりました。
帯状疱疹予防接種の定期接種化に伴い、令和5年4月1日より実施していた帯状疱疹予防接種の任意接種費用一部助成は、令和7年3月31日接種分までで終了いたしました。
帯状疱疹とは
水ぶくれを伴う赤い発疹が体の左右どちらかに帯状に出る皮膚の疾患です。強い痛みを伴うことが多く、症状は3~4週間ほど続きます。
子どものころにかかった水痘(みずぼうそう)ウイルスが体の中で長期間潜伏感染し、免疫が低下した時などに帯状疱疹として発症します。50歳以上から発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人がかかるといわれています。また皮膚症状が治った後も、50歳以上の約2割の方に長い間痛みが残る、帯状疱疹後神経痛になる可能性があります。
近年までは、水痘を発症している子どもと接触することによって、おとなは帯状疱疹の原因である「水痘・帯状疱疹ウイルス」に対する追加免疫を自然と得ていましたが、平成26年10月から子どもの水痘ワクチンが定期接種となり、水痘を発症する子どもが減少し追加免疫を得る機会も少なくなったことが、帯状疱疹が増加している原因のひとつとされています。
ワクチンの種類について
帯状疱疹ワクチンは2種類あります。接種回数や方法などに違いがあるため、かかりつけの医師等にご相談の上、どちらかを選択してください。
製品名 |
乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」 (生ワクチン) |
乾燥組換え帯状疱疹ワクチン「シングリックス」 (不活化ワクチン) |
接種回数 | 1回 | 2回(1回目から2か月あけて2回目を接種) |
接種方法 | 皮下注射 | 筋肉内注射 |
自己負担額 | 2,700円 |
6,600円(1回あたり) |
帯状疱疹に対する予防効果(5年後) |
4割程度 |
9割程度 |
接種条件 | 病気や治療によって、免疫の低下している人方は接種できません。 | 免疫の状態に関わらず接種できます。 |
副反応 | 注射部位の発赤、かゆみ、熱感、腫れ、痛み、硬結、全身症状として倦怠感、発疹など。非常にまれにアナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎など重篤な副反応が現れることがあります。 | 注射部位の痛み、発赤、腫れ、胃腸症状、頭痛、筋肉痛、疲労、悪寒、発熱など。非常にまれにアナフィラキシーなど重篤な副反応が現れることがあります。 |
他の予防接種との接種間隔 | 予防接種前に、生ワクチンを接種した場合は、接種した翌日から27日以上の間隔が必要です。 | ‐ |
助成対象者
次の年齢に該当する方で、過去に帯状疱疹予防接種を受けていない又は完了していない方。
※乾燥組換え帯状疱疹ワクチン「シングリックス」(不活化ワクチン)は通常2回接種しますが、接種が完了していない場合は、残りの1回分が対象となります。
※過去に帯状疱疹予防接種を任意で受けている方については原則対象外ですが、医師と相談の上、接種の必要があると認められた場合は対象となります。
令和7年度から令和11年度まで
・年度内に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳になる方
・101歳以上の方(令和7年度のみ)
・60から64歳までの方でヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能の障害を有する方
令和12年度以降
・65歳の方
・60から64歳までの方でヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能の障害を有する方
予診票について
対象者の方に、案内はがきを送付しています。
接種を希望される場合は、案内はがきを返送し申請してください。申請のあった方に、予診票を送付します。
転入などにより、案内はがきをお持ちでない方は、健康推進課へお問い合わせください。
接種場所
指定医療機関で接種を受けることができます。
令和7年度帯状疱疹予防接種実施医療機関一覧[PDF形式:213KB]
接種当日は、予診票、個人負担金、保険証(マイナ保険証・国民健康保険証等・資格確認証のいずれか一つ)をお持ちください。
知多市以外の愛知県内医療機関にかかりつけ医がある方<事前申請が必要です>
定期接種対象者の方で、指定医療機関以外での接種を希望する場合、愛知県内の広域予防接種協力機関での接種が可能です。
予防接種の受け方
1.接種を希望する医療機関に「広域予防接種協力医療機関」であることを確認し、健康推進課(保健センター内)の窓口へ申請書類を出してください。
申請の際には、案内はがきをお持ちください。
愛知県広域予防接種事業のホームページ(新しいウィンドウで開きます)
2.後日、広域予防接種専用の予診票と連絡票(医療機関に提示する書類)を郵送します。お手元に届くまでには通常10日~2週間程度の時間を要しますので、余裕をもって申請してください。
3.ご希望の医療機関に予約をしてください。
申請書類
(B類疾病)肺炎球菌・帯状疱疹 広域予防接種連絡票発行申請書[DOCX:24.9KB]
(B類疾病)肺炎球菌・帯状疱疹 広域予防接種連絡票発行申請書[PDF形式:164KB]
(B類疾病)肺炎球菌・帯状疱疹 広域予防接種連絡票発行申請書_記入例[PDF形式:286KB]
県外及び愛知県広域予防接種事業に参加していない医療機関で予防接種を受ける方<事前申請が必要です>
定期接種対象者の方でやむを得ない理由により市内の医療機関で接種することができず、県外の医療機関で接種する場合は、接種前に申請していただくことにより、金額の一部を補助します。
対象者(1~5のいずれかに該当する方)
1.県外にある医療機関等で入院している場合
2.県外にある介護老人保健施設等に入所している場合
3.親族の介護のため、県外に滞在している場合
4.特殊な疾患を有する者で、県外の医療機関に通院している場合
5.自宅等で寝たきり等の介護状態にあり、県外の医療機関から往診を受けている場合
予防接種の受け方
1.接種を希望する医療機関に、償還払いの予防接種を受けることができることを確認し、健康推進課(保健センター内)の窓口へ申請書類を提出してください。申請の際には、案内はがきをお持ちください。
2.後日、実施依頼書(医療機関に提示する書類)を郵送します。お手元に届くまでには通常10日~2週間程度の時間を要しますので、余裕をもって申請してください。
3.予防接種当日は、知多市の予診票・実施依頼書を医療機関にご提出ください。(所定の予診票がある場合は、そちらをご利用ください。)
4.接種後は、医療機関に接種費用を支払ったのち、使用した予防接種予診票(原本)と領収書をお受け取りください。(所定の予診票を使用の場合は、コピーを受け取ってください。)
5.申請書兼実績報告書と交付請求書に必要事項を記入のうえ、使用した予防接種予診票と領収書のコピーを添えて、健康推進課に提出してください(郵送可)。(交付請求書の申請者名と口座の名義人氏名は同じ方(知多市在住者)で申請してください。)
6.書類審査後、接種にかかった費用から自己負担額を控除した金額のうち、限度額までの金額を指定口座に振り込みます。
申請書類
知多市予防接種費補助対象者認定申請書[DOC:36.5KB]
知多市予防接種費補助対象者認定申請書[PDF形式:55.2KB]
知多市予防接種費補助対象者認定申請書_記入例 帯状疱疹[PDF形式:69.8KB]
予防接種による健康被害救済制度 
※定期の予防接種により健康被害(医療機関での治療が必要になる、生活に著しく支障がでるような障害を残すなど)が発生し、予防接種とその健康被害との因果関係があると厚生労働大臣が認定(国の審査会で審議)した場合には、予防接種法により市町村長は、健康被害に対する給付を行います。
厚生労働省 定期予防接種による健康被害の救済制度(新しいウィンドウで開きます。)
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