近年、医療費は増加傾向にあります。
後期高齢者福祉医療、子ども医療、障害者医療、母子家庭等医療、未熟児養育医療、精神障害者医療等受給者の方は、一部負担金はございませんが、この制度は市民の皆さんからの大切な税金で実施しています。財源を有効に活用し、今後も制度運営が行えるよう、適正な医療機関の受診をお願いします。
受診について
かかりつけ医に相談しましょう
かかりつけ医とは、健康に関することをなんでも相談できる上、必要な時には専門医療機関を紹介してくれる身近な医師をいいます。病気になったときや健康に不安を感じたときは、まず「かかりつけ医」に相談しましょう。
夜間にお子さまの急な病気やけがで心配になったら電話相談等を利用してみましょう
お子さまの急な病気の場合は愛知県の小児救急電話相談(052-962-9900又は#8000)を利用することができます。看護師からお子さんの症状に応じた適切な対処の仕方などのアドバイスを受けることができます。
受付時間:午後7時から翌朝8時までの13時間
重複受診はやめましょう
同じ病気で複数の医療機関を受診することを重複受診といいます。重複受診は医療費を増やしてしまうだけでなく、重複する検査や投薬によりかえって体に悪影響を与えてしまうなどの心配もあります。今受けている治療に不安などがあるときには、そのことを医師に相談してみましょう。
頻回受診はやめましょう
同じ病気で同じ医療機関を受診する回数が過度に多いことを頻回受診といいます。頻回受診をしていると毎回の受診で再診料が発生し、医療費が高くなります。また、診察を繰り返すため、医療機関での治療時間が増え、救急搬送や急病人の治療に支障をきたす恐れがあります。
薬について
薬を正しく利用しましょう
自分の判断で服用をやめてしまったり、飲み忘れてしまうと薬が無駄になるだけでなく、回復が遅れてしまう原因になるので適切な服用を心がけましょう。
また、ジェネリック医薬品の活用も有効です。ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは、厚労省により新薬(先発医薬品)と効き目や安全性などが同等であると認められた医薬品です。新薬に比べ開発費用が少ないため、新薬よりも低価格で提供することが可能です。ジェネリック医薬品の処方を希望する際は、医師や薬剤師に相談しましょう。
お薬手帳を活用しましょう
薬は飲み合わせによっては副作用が生じることがあります。お薬手帳を1冊にまとめて活用することで、医師や薬剤師が、すでに処方されているお薬と重複がないか、飲み合わせが悪くないかを確認します。また、薬が余っているときは、医師や薬剤師に相談しましょう。
リフィル処方箋を活用しましょう
リフィル処方箋とは、症状が安定している患者さんについて、医師が長期処方が可能と判断した場合に、同じ薬を最大3回まで繰り返しもらえることができる処方箋です(投薬量に制限のある医薬品や湿布薬には利用できません)。医療機関を受診する回数が少なくなり、通院負担を軽減できるメリットがあり、結果として医療費の適正化につながります。ご希望の場合は、かかりつけ医にご相談ください。