更新日 2024年04月03日
20歳代から30歳代に増加している子宮頸がんは、ほとんどがヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染で生じることが分かっています。HPVは女性の多くが一生に一度は感染するといわれるウイルスです。感染してもほとんどの人ではウイルスが自然に消えますが、一部の人でがんになってしまうことがあります。子宮頸がんの原因となるHPVの感染を防ぐワクチンがHPVワクチンです。
HPVワクチンは、平成25年4月より定期予防接種となりました。平成25年6月より積極的な接種勧奨を控えていましたが、ワクチンの有効性や安全性が認められた結果、「接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回る」とされ、令和3年11月26日より個別勧奨を再開することとなりました。
ワクチン効果やリスクに関するリーフレットについて、詳しくはこちらをご覧ください。
厚生労働省「ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~(新しいウィンドウで開きます)
対象者
接種期間(令和6年度の対象者) |
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生年月日 | 接種期限 |
平成9年4月2日~平成21年4月1日 | 令和7年3月31日 |
平成21年4月2日~平成22年4月1日 | 令和8年3月31日 |
平成22年4月2日~平成23年4月1日 | 令和9年3月31日 |
平成23年4月2日~平成24年4月1日 | 令和10年3月31日 |
定期接種の方
- 小学6年生~高校1年年齢相当の女子
- 接種期間:12歳を迎える年度の初日(4月1日)から16歳を迎える年度の末日(3月31日)まで
※接種時に知多市に住民登録のある方
予診票発送
年度内に13歳を迎える女子(中学1年生)とその保護者に対し、個別に予診票を発送します(例年6月頃)。
※令和6年度に14歳~16歳を迎える女子(中学2年生~高校1年生相当)とその保護者に対しては、すでに個別に予診票を発送しています。
それ以外の方で接種を希望する場合、転入等で予診票が届かない場合は、随時予診票を発行しますので健康推進課(保健センター内)へお問い合わせください。ただし、予診票を発行するのは対象期間内の方に限ります。
キャッチアップ接種の方
HPVワクチンの積極的な勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方に対し、公平な接種機会を確保する観点から、時限的に従来の定期接種の対象年齢を超えて接種を行います。
- 平成9年4月2日から平成20年4月1日までの間に生まれた女子
- 接種期限:令和7年3月31日まで
予診票発送
対象者には、令和4年5月頃に予診票を発送しました。転入などにより、予診票をお持ちでない方は、健康推進課へお問い合わせください。
なお、令和3年度までに発行された予診票をお持ちの方は、引き続きご利用いただけます。
その他
既に3回接種を受けている方はキャッチアップ接種の対象外です。
接種方法
1.予診票を入手後、市の指定医療機関に予約してください。
※公費(無料)で接種できるHPVワクチンは3種類ありますので、いずれかを選択して接種してください。
※十分な免疫効果を得るために、必ず同じ種類のワクチンを規定回数接種してください。
※ワクチンの種類により接種間隔が異なりますので十分注意してください。詳しくは後述する「ワクチンについて」をご覧ください。
※知多市外の医療機関で予防接種を希望される場合は、こちらをご確認ください。
2.接種当日は、予診票と母子健康手帳を持参し、医療機関で接種を受けてください。
※接種の履歴を確認する必要があるため、母子健康手帳を持参しないと接種ができません。お手元にない場合は、健康推進課(保健センター内)へお問い合わせください。
ワクチンについて
公費(無料)で接種できるHPVワクチンは、「サーバリックス(2価)」(製造販売元:グラクソ・スミスクライン株式会社)、「ガータシル(4価)」(製造販売元:MSD株式会社)、「シルガード9(9価)」(製造販売元:MSD株式会社)の3種類がありますので、いずれかを選択して接種してください。
接種を受ける際には、下記の事項に留意のうえ、受けてください。
- 子宮けいがんの予防については同様の効果が認められています。各ワクチンの効果については、説明書をよくお読みいただき、いずれかのワクチンを予約してください。
- 十分な予防効果を得るため、必ず同じ種類のワクチンを規定回数接種することが必要です。
接種間隔
厚生労働省 9価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(シルガード9)について(新しいウィンドウで開きます。)
過去にワクチン接種歴があり、長期にわたり接種を中断していた方へ
過去にワクチン接種歴があり、長期にわたり接種を中断していた方(3回接種のスケジュールを最後まで完了していない方)は、残りの回数の接種(2・3回目又は3回目)を行ってください。この場合、2回目と3回目の標準的な接種間隔は前述「ワクチンについて」に記載した接種間隔と同様です。
また、過去に接種歴のあるHPVワクチンと同じ種類のワクチンを接種してください。過去に接種したHPVワクチンが不明の場合、接種をする医療機関の医師と十分に相談した上で、接種するHPVワクチンの種類を選択してください(結果として異なる種類のHPVワクチンを接種しても、安全性に関する大きな懸念は示されていません。)。
過去に任意接種(自費)で接種をした方へ
HPVワクチンの積極的勧奨の差控えにより定期接種の機会を逃し、結果的に任意接種(自費)で接種をされた方を対象に、負担した費用相当額を補助します。
対象者
平成9年4月2日から平成17年4月1日までの間に生まれた女性で以下の条件に該当する方
1.令和4年4月1日時点で知多市に住民登録があること。
2.16歳となる日の属する年度(高校1年年齢相当)の末日までにHPVワクチンの定期接種を3回完了していないこと。
3.17歳となる日の属する年度(高校2年年齢相当)の初日から令和3年度の末日までに、日本国内の医療機関でサーバリックスまたはガーダシルの任意接種を受け、実費を負担したこと。
4.交付を受けようとする接種回数分について、キャッチアップ接種を受けていないこと。
助成金額・回数
HPVワクチン接種にかかった実費に相当する額(市が定める金額の上限あり)。
最大で3回接種分。
申請方法
次の必要書類を揃えて、健康推進課(保健センター)へ申請してください(郵送可)。
1.知多市ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種交付金交付申請書(第1号様式)
2.知多市ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種交付金交付請求書(第5号様式)
3.接種記録が確認できる書類(母子手帳、予防接種済証など)
※接種記録が確認できる書類がない場合、次の書類を記入してください。
知多市ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種交付金交付申請用証明書(第2号様式)
4.接種の費用の支払いを証明する書類(領収証及び明細書、支払い証明書など)
※接種の費用の支払いを証明する書類がない場合、申請時に申し出てください。
5.被接種者の氏名・住所・生年月日が確認できる書類(申請者と被接種者が異なる場合は双方のもの)
※運転免許証、マイナンバーカード、健康保険証など
6.振込希望先金融機関の通帳やキャッシュカードなど口座番号がわかるもの
申請書様式
1.知多市ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種交付金交付申請書(第1号様式)(PDF形式:100KB)
知多市ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種交付金交付申請書(記入例)(PDF形式:163KB)
2.知多市ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種交付金交付請求書(第5号様式)(PDF形式:57KB)
知多市ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種交付金交付請求書(記入例)(PDF形式:183KB)
3.知多市ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種交付金交付申請用証明書(第2号様式)(PDF形式:60KB)
申請期間
令和4年7月1日から令和7年3月31日まで
予防接種健康被害救済制度
定期予防接種によって引き起こされた副反応により、医療機関での治療が必要になったり、生活に支障を残すような健康被害が生じ、当該予防接種とその健康健康被害との因果関係がある旨を厚生労働大臣が認定した場合は、予防接種法に基づく医療費・障害年金等の補償が受けられます。
厚生労働省予防接種健康被害救済制度のページ(新しいウィンドウで開きます)
なお、定期・任意接種に関わらず健康被害を生じた場合は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法に基づく救済を請求することとなります。