地域の方との交流の大切さについて
地域の方との関わりの中では、無条件で受け入れてもらったり、「歌が上手だね」などと認めてもらったりする場面が多くあります。
家族や先生など周りの人に認めてもらう事も大切ですが、家族や園以外の地域の方から認めてもらう事も、様々な人に大切にされているんだと感じる経験となり、自己肯定感を育てます。
そして、繰り返し交流する中で、初めは少し恥ずかしそうに関わっていた子ども達も、だんだん名前を覚えたり、触れ合ったりして親しみを感じるようになります。
親しみを感じながらも、挨拶の大切さ、言葉遣いなどのマナーも学んでいくようになります。
教師は、そんな一つひとつの経験、子どもの気付きを大切にしながら、地域の方との関わりを支えるようにしています。
佐布里保育園との交流
年長児が佐布里保育園へ遊びに行きました。
皆でラウンドチェーンをしたり、ドッジボールなどの戸外遊びをしたりして楽しみました。
また、園内を案内してもらい、幼稚園との違いに気付いて不思議に思ったり、友達同士で思ったことを伝え合ったりしていました。
交流の最後の挨拶では、小学校で会えることを楽しみにして、笑い合ったり手を振ったりし、保育園の友達が花道でお見送りをしてくれました。
年間の交流を通して色々な園があることを知ったり、就学を楽しみにしたりする経験になりました。
ヤマナカフランテとの交流
ヤマナカフランテに豚汁パーティーの買い物に行きました。
色々な話を聞いたり、レジを打つところを見せてもらったりし、興味津々な子どもたち。
公共の施設であることを意識しマナーについて考えたり、色々なお仕事があることを知ったりする経験になりました。
さつま芋の会の方との交流
豚汁パーティーにさつま芋の会の方を招待しました。
一緒に豚汁を食べたり、遊んだりする中で、苗植えや芋掘りの手伝いをして下さったことへの感謝の気持ちを、手紙、歌、言葉など様々な方法で伝えていました。
苗植えや芋掘りなどの行事も、地域の方に支えていただきながら行っているということを改めて感じる機会となりました。
また、年長児はさつま芋の会の方に「小学校に行っても頑張ってね」と応援してもらい、見守ってもらっていることを嬉しく感じていました。
梅サロンさんとの交流
年長児が梅サロンさんとの交流に行きました。
最後の交流になることを残念に思いながらも、こまやかるた、すごろくなど色々な遊びをして関わり、楽しい時間を過ごしました。
最後は抱き締めてもらったり、握手をしたりと、触れ合うことをとても喜んでいました。
年間の交流を通して、色々な人に見守ってもらったり、大切にしてもらったりする嬉しさを感じ、また、子どもたち自身も周りの色々な人を大切にしようとする育ちが見られました。