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処理工程

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更新日 2023年03月29日

フロー図

  1. 沈砂地・ポンプ室
    下水道から送られてきた汚水をゆるやかに流して土砂類を沈め、沈砂除去設備により取り除きます。また浮いている大きなゴミはスクリーンで取り除きます。(滞留時間30~60秒)
  2. 最初沈殿池
    予備エアレーションタンクから送られてきた汚水をゆるやかに流します。この間にドロなどの大部分を沈殿させ、かき寄せて汚泥濃縮タンクへ送ります。(沈殿時間約2時間)
  3. 反応タンク
    汚水に活性汚泥(好気性微生物を多量に含んだドロ)を加え、空気を吹き込んでばっ気します。この間に微生物は水中の汚物を食物として繁殖し活性汚泥はふわふわした海綿状になって沈殿しやすくなります。
    また、新たに設置されたステップ流入式多段硝化脱窒法では、無酸素槽と好気槽を一組とし、それを三組並べ、それらに同じ量の汚水を流し込むことで、窒素が効率的に除去されます。(反応時間約4時間)

    新たに設置された反応タンクのフロー
    ステップ流入式多段硝化脱窒法
  4. 最終沈殿池
    海綿状になった活性汚泥は池の底に沈み、きれいな上澄みの水が塩素混和池へ行きます。活性汚泥はエアレーションタンクに返送するほか、余分なものは汚泥濃縮タンクへ送ります。(沈殿時間約7時間)
  5. 塩素混和池
    最終沈殿池から送られてきた上澄み水には、まだ大腸菌などが含まれていますので、この池で次亜塩素酸ソーダを注入し消毒してから放流します。(接触時間約20分)
  6. 汚泥濃縮タンク
    最初沈殿池や最終沈殿池から送られてきた汚泥は多量の水分を含んでいるので濃縮して水分を減らし、汚泥量を少なくします。(滞留時間約16時間)
  7. 消化タンク
    濃縮した汚泥は大量の有機物を含んでいるので、密閉したこのタンクに送りこまれ約30日間、温度を35℃に上げ、かくはんして有機物を分解させメタンなどのガスを取り安定した汚泥にします。
  8. ガスタンク
    消化タンク内で発生したメタンガスはボイラーの燃料として利用しますので、金属類を腐らす硫化物を脱硫塔で取り除き、ガスタンクに貯えます。
  9. 脱水設備
    消化汚泥に薬品(高分子凝集剤)を加え凝集させ脱水します。取り出されたケーキは乾燥機又は焼却炉へ搬出します。
  10. 乾燥(焼却)設備
    脱水ケーキは乾燥して緑地還元したり、一部は焼却し埋立処分します。

 

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