マイナ救急実証事業を実施します。
知多市消防本部では総務省消防庁のマイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」を活用した救急活動の実証事業を開始します。
マイナ救急実証事業ってなに?
救急隊が搬送先医療機関の選定を行う際に、傷病者のマイナ保険証を活用して必要な情報を入手し、救急業務の迅速化や円滑化を図るシステムの構築に向けた実証事業です。
この実証事業は、総務省消防庁主管の事業であり、令和6年度は全国67消防本部660隊で実施し、令和7年度は全国すべての消防本部(720消防本部)5,334隊で実施します。知多市消防本部は令和7年度より本実証事業を実施します。実証事業にご協力をお願いします。
概 要
救急隊は傷病者のマイナ保険証をカードリーダーにかざし、傷病者等の同意を得たうえでオンライン資格確認等システムにアクセス後、搬送先医療機関の選定に必要な情報をタブレット型の専用端末で閲覧します。救急現場では、傷病者の状態等を考慮し実証事業実施の可否を判断したうえで、取得した情報をもとに適切な医療機関を選定します。
なお、本人の同意を得ることが困難の場合も、状況によっては情報を閲覧する場合があります。
実施期間
令和7年10月1日から令和8年3月31日まで(令和8年4月1日から本運用開始予定)
対象
知多市管内のすべての救急事案
期待されるメリット
・傷病者やご家族による通院歴や服薬情報の説明が不要になります。
・傷病者やご家族が病歴やお薬等の詳細な情報が分からなくても、正確な医療情報が把握できます。
・情報をもとに救急隊員が効率的に医療機関の選定ができます。
実施方法
傷病者のマイナ保険証を活用して救急隊員がオンライン資格確認等システムにアクセスし、既往歴、薬剤処方実績、受診歴等を確認します。
救急隊はこれらの情報を参考に医療機関を選定し救急搬送を行います。