更新日 2023年04月03日
形態
- 体長ーメス10~14mm、オス2.5~3mm
- 体色は暗褐色または黒色
- メスー腹部背面中央に赤または橙色の縦斑紋があり、腹部背面にはゴケグモ特有の砂時計型の赤い斑紋あり。
- オスー腹部背面は灰白色で中央に縁取りのある白い斑紋があり、その両側に黒紋が2列に並んでいる。
- 卵のう(卵の入った袋)は、乳白色または黄褐色の球体で、直径約10mm。
生息場所
- 日当たりが良く、暖かいところ。繁殖時期は真夏で、活動が活発になる。
- 身近な生息場所例
- 花壇の周りのブロックのくぼみや穴、プランターと壁とのすき間など
- 自動販売機の裏、エアコンの室外機の裏、浄化槽ブロアーカバーの内部などの熱源の周り
- 墓石の花立てと線香立ての間や巻き石などのすき間
- 排水溝の側面やふたの裏側
- 注意のポイント
- 庭いじりなどの作業をするときは、軍手などを着用し、ズボンの裾から入り込まないよう注意してください。
- 長時間、屋外においていた帽子、ヘルメット、長靴、スリッパなどは着用する前に十分点検する。
- 植木の手入れ時の植木鉢の裏側に生息する場合があるので、注意してください。
- 巣をつくりそうな場所は、こまめに清掃したり、整理整頓をするなど、巣をつくりにくい環境づくりを心がけましょう。
性質
- 毒を持っていますが、攻撃性はなく、驚いたりすると死んだふりをするなどおとなしい。
健康被害
- 素手でさわったり、素手で捕まえようとしない限り、咬まれることはありません。
- 咬まれたときの症状
- はじめはチクッと針で刺したような痛みを感じます。
- 悪化すると、多量の汗をかいたり、さむけ、吐き気などがあらわれ、時には、血圧の上昇など、呼吸困難などの全身症状が現れることもあります。通常は、数日から数ヶ月で回復する例が多く、咬まれても重症になることはほとんどありません。しかし、小児、高齢者などは、症状が重くなることもありますので、注意が必要です。
- 咬まれたときの処置
- 咬まれたら、余分な毒を温水やせっけん水で洗い落とします。出血があっても、包帯や止血帯はせず、できるだけ早く病院に受診しましょう。病院には咬まれたクモを殺し持参してください。適切な治療につながります。
- 駆除対策
- 駆除にあたっては、厚手の手袋、火バサミ、市販の家庭用殺虫剤(ピレスロイド系)を用意してください。
- クモには直接家庭用殺虫剤を噴射してください。卵のうには家庭用殺虫剤が効かないので、火バサミではさんで、地面に落とし、つぶしてください。
- (出典・大阪府ホームページ・愛知県ホームページ等)
セアカゴケグモ情報リンク
- 愛知県保健医療局健康医務部健康対策課ページ
http://www.pref.aichi.jp/0000013294.html(新しいウインドウで開きます。)
- 愛知県衛生研究所ページ
http://www.pref.aichi.jp/eiseiken/5f/spider.html(新しいウインドウで開きます。)
お問い合わせ
環境経済部 環境政策課
TEL:0562-36-2661(直通)